行き当たりばったり、止めませんか!?

2019年!新しい年が始まりました。
意識の高いあなたはすでに、今年の目標計画は立てられたと思いますが・・・

今回は、計画を実行する上でも「強力なフレームワーク」といわれている
”PDCA(計画―実行―評価―改善)”を意識しながら、
行動面についてお話します。



1.少しの「遊び」は必要

サロン経営においてスピードは大変重要で、同じ結果、
またはプラスαの結果を出すには速いほうがいいと考えがちです。

しかし反面、実行計画の段階でスケジュールをてんこ盛りしすぎて、
実行段階で息切れしてしまうこともあり得ます。

スタッフも含めて120%で回す計画ではなく、
60〜80%ぐらいの余裕を持った計画のほうが無難です。


スケジュールのてんこ盛りは、大きな2つのデメリットをもたらします。

1つはあまりに忙しすぎると立ち止まって冷静に考えることができなくなり、
クリエイティブなことを考える余裕もなくなってしまうことです。

創造性は、ある程度余裕があるときに生まれやすいと言われています。


計画がうまく行かなくなった時の、
効果的な舵取りのためにも創造性は欠かせません。

そのためにも、余裕が必要です。


2つ目のデメリットは、スタッフを含めた全員のスケジュールを
詰めすぎると、なにかのトラブルが起こったときに、逆に大渋滞して
しまうことです。

例えば、スタッフの1人がトラブルを起こしたとしても別のスタッフに
余裕があればフォローできますが、全員がフル稼働の状態だとそれが
できず、混乱し、結果全体の生産性が下がるということです。


以上のデメリットを回避するためにも、ある程度の「遊び」を持って
おく方が効果的なことが多くあります。



2.数字の力は偉大

PDCAはまずP(計画)から始まります。
PがしっかりしていないとPDCA全体が揺らぎます。

例えば、「方向性はあるが、到達地点があいまい」というケースがあります。
到達地点を具体的な数字で示していないケースです。


サロンワークで「来週はもっとお客様にヘアケア商品について提案する」
といったように、方向性は合っているが数字によるはっきりしたイメージが湧かず、
実際に何をどのようにすればいいのかわかりませんし、達成できたかどうかも
はっきりしません。

これでは、PDCAサイクルは機能しません。


これが、「先週は1人のお客様にしか提案できなかったけど、今週は毎日3人の
お客様にリサーチをしながら少しでも興味を示した人、5人に商品を提案する」
とすることで、やるべきことや達成したかどうかも明確になるので、次の戦略にも
活かしやすくなります。


「頑張ります」「努力します」は目標ではありません。



3.的確な軌道修正がPDCAの鍵

PDCAはどれもが重要ですが、私の経験ではセミナーでお会いするサロンオーナーの
中にはP→Dまではある程度できていても、的確にC→Aを行っている人は意外に少ない
ものです。

C→Aができていても、対応が遅すぎて、毎年、年末を迎え慌てるといったケースも
見受けられます。

もっと早めに対処していればよさそうなものですが、お尻に火がつかないと真剣に
ならない「人間の性」ですね。


Cは、いわゆる計画と結果の差を見極めることです。
Aはそれを行動修正に反映させることです。

まずは、小さくでいいので、このC→Aをしっかりやってみてください。

現状を分析し、時間配分を変えたり、つぶせる問題を対処するなど、
次の行動に反映させる行為は地味ですが、やればしっかり結果が出ます。



4.まとめ

新年早々、ある意味キツイお話になりましたが、時間は有限です。
今年こそ、必ず結果を出すと決意されているあなたにとって、
必ず役に立つと確信しています。

引き続き、あなたの成功に有意義な情報を発信していきます。
よろしくお願いいたします。